今日も明日もたまご、納豆、アーモンド!
サカモトフタマ@ロカボニストです。
みなさんこんにちは。
さて、前回、前々回に引き続き今回が最終回となります、僕が糖質制限を始めるきっかけとなった、産婦人科医の宗田哲男先生の著書
「ケトン体が人類を救う」を引き続きご紹介します。
どうして糖質制限するのか必要があるの?
ケトン体って危険だと医者はいうけど大丈夫?
本当に糖質制限をしていいのか?
健康を害するのでは?
すべての答えがここにあります!
再びコレステロールの悲劇について
コレステロールは消防士だったのに放火魔にされた件は前回も書きました。
コレステロールもケトン体と一緒で体には大事なものなんです。
しかも、体内のコレステロールは食事から作られるのが20%、残りの80%は体内で生成されています。
コレステロールが多い食事をとれば、体内生成が減るだけで何の問題もないんです。
また脱線しちゃいますが、
もう死んじゃいましたけど、僕のおばあちゃんはたまごがとっても好きでした。
しかし、ある日突然医者から
「たまご食べすぎると死ぬよ」
と脅され、その日以来、大好きなたまごを我慢する生活を余儀なくされました。
我慢した期間は少なくても10年以上はあったと思います。
かわいそうに。
大好きなたまごをおもいっきり食べる生活を送らせてあげたかった。
僕は間違った日本の栄養指導とその医者を許すことはできません。
失われた生活の質、特に高齢になれば楽しみなのは食べることぐらいなのに。
日本の栄養士や一部の医師は、自分達が患者を指導することがらに責任をもってほしいです。
少し考えればわかることなのにあまりにも無責任でステレオタイプすぎる。
すいません、どうも許せなくて脱線してしまうことをお許しください。
さて、話を戻して、実は脳は水分以外だと、40%が脂肪、30%がコレステロールでできているそうです。
と、いうことはコレステロールを減らそうとすると脳にあまりいいことがなさそうにも思えます。
そこで宗田先生が紹介しているのが順天堂大学奥村康特任教授のこんなコワイお話です。
「医者に行くと、コレステロール220以上で異常だといってコレステロール降下薬を飲まされる。すると、まずいことに鬱になるんですね。非常に多弁だった人が無口になったりする。そういう人が電車に飛び込むんだという話をしていたら、実際に帝京大学の精神科の先生とJR東日本が協力して、JR中央線で自殺した人を調べたんです。その結果、九割が五十五~六十歳で、ほとんどが男だった。それが見事に全員、コレステロール降下薬を飲んでいたという」
コワくないですか?この話。
また、
「コレステロール降下薬の年間売り上げは三千~四千億円ともいわれている。その七割は女性が飲まされている。女性は閉経後に必ずコレステロールが上がるからです。もしコレステロール降下薬を処方されても、安易に従わず、捨ててしまうようお勧めします」
というお話も紹介されています。
いったいどうなってるんでしょうね。
そもそもどうしてコレステロールが悪者にされてしまったのか
そもそもどうしてコレステロールがこんなにも悪者にされてしまったのでしょうか。
1913年、ロシアの学者がウサギにコレステロールを投与したところ、動脈硬化が起こったという100年前の低レベルな実験が根拠なのだそうです。
おかしいですよね(笑)。
ウサギは草食動物です。
普段コレステロールなんて摂取しないからおかしくなったんです。
人間とウサギは違う生き物ですよね(笑)。
なんでウサギの実験結果をそのまま人間に当てはめるんでしょう?
人間はもともと肉食ですので、摂取したコレステロールと体の中で生成するコレステロールでバランスをとるようになってるんです。
ウサギは草食ですのでその機能はありません。
…。
つくづく思うんですけど(半笑)、
どれもこれも根拠なさすぎ!
こんなひどい実験結果をもとに百年近く栄養指導してるとかどうかしてると思います。
しかも、間違いとわかってからも薬の利権(やっぱり金儲け)がらみで修正せずじまいです。
ケトン体のいいところ
さて、いままでケトン体は悪者ではない話、日本の栄養指導が間違いだらけな話などを紹介してきましたが、いよいよ宗田先生が解説するケトン体が人類を救う理由を紹介してみたいと思います。
いままでの間違った常識に気づいた方々は、「糖質制限」や「MEC食(ミート、エッグ、チーズの頭文字)」はもとより、脂肪を積極的に摂取することにより、体内のケトン体を増やす「ケトジェニック」な生活を送り、体の健康を手に入れているそうです。
アルツハイマー病、認知症に対する効果
アメリカの医師が若年性のアルツハイマー病を発症してしまった自身の家族に、たまたま「中鎖脂肪酸」を与えたところ症状が劇的に改善しました。
この医師は中鎖脂肪酸が「ココナッツオイル」から抽出されていることを知ってこの結果を発表します。
アルツハイマー病は、脳のインスリンが欠乏してしまい、ブドウ糖を上手く取り込めない状態になり、脳が栄養不足になる症状です。
アルツハイマー病は「第3の糖尿病」ともいわれているそうです。
そこで、ブドウ糖の代わりに脳のエネルギーになるケトン体の出番です。
「中鎖脂肪酸」は小腸から吸収され、肝臓で代謝されて「ケトン体」になります。
そして、ブドウ糖の代わりに脳に栄養を供給します。
ブドウ糖の代わりに脳の栄養になることができるのはこの「ケトン体」だけなんです。
ケトン体はブドウ糖よりもむしろ脳のエネルギーになりやすいため、症状が改善するんですね。
小児の重症てんかんの治療にも用いられています。
ガン治療に対する効果
人体の正常な細胞は、酸素を使いミトコンドリアによりATPというエネルギーを生成しています。昔に理科で習ったような気がしますね。
ガン細胞は普通の細胞と違って、通常の何十倍というブドウ糖を取り込んで成長します。
ガンの転移を調べるPET検査では着色して目印をつけたブドウ糖を体内に注射し、これがガン細胞に集まる仕組みを利用しているそうです。
簡単にいうとブドウ糖がガン細胞の餌になってるので、糖質制限をすればガン細胞の増殖を押さえられる可能性があります。
最後に
宗田先生は最後に読者に伝えたいことをまとめていらっしゃいます。
全ては紹介しきれませんので勝手ながら抜粋して紹介させていただきます。
糖質だけが血糖値を上げるということ
カロリーと血糖値にはなんの関係もないということ
食品成分表・食品交換表は糖尿病治療には何の役にもたたないということ
やせたければ脂肪をとるべきということ
胎児、新生児はケトン体で生きていて、人間にとってケトン体は健康長寿に欠かせないものであること
妊娠糖尿病、Ⅰ型Ⅱ型糖尿病は糖質制限で管理できるということ
ガン細胞は糖質を餌にしていて、ケトン体は取り込めないということ
愚かな学会だとか、医師、栄養士、栄養大学といったものは、一刻も早く認識の誤まりを認め、今も苦しんでいる沢山の糖尿病患者を救うべきということ。
妊婦さんは偉大だということ
僕は宗田先生のこの「ケトン体が人類を救う」を読んで、今まで自分がいかに誤った認識で生活をしてきたかということを思い知らされました。
そして、今後は人として正しい食生活をするよう努めて生きていこうと思うようになりました。
我々生物は食事により生きていて、食事により体ができています。
いわば食生活というのは、自分という生物の素材を自ら選ぶことでもあります。
今後の自分の体は自分が選んで取り込んだ食べ物で決まるんです。
そういった意味で今回、気付くことができたことは大袈裟ではなく、生まれ変わったと同じことと僕は思っていますし、気持ちとしても新しく生まれ変わったという清々しい気持ちを持っています。
そういった機会を与えてくださった宗田先生と「ケトン体が人類を救う」という書籍には大変感謝しています。
まだ、宗田先生の「ケトン体が人類を救う」をお読みになってない方がいらっしゃって、少しでも興味をお持ちの方がいらしたら、ぜひ、お手にとって読んでいただきたいと思います。
今回紹介しきれなかった、力強い妊婦さんの実例や日本糖尿病学会と宗田先生の戦いはとても読みごたえのあるものと思います。
今後、一人でも多くの方がケトン体の重要性に気付いて、幸せな生活、幸せな気分になられることを切に願いながら、今回の紹介の記事を締めたいと思います。
こんな長文、駄記事にここまでお付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
こちらの本もおすすめです。
活字だけではなく、写真や図解付きで大変わかりやすく糖質制限のメリットについて学ぶことができて、糖質制限におすすめのレシピまでついています。