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糖質制限でケトン体エンジンを稼働せよ!【ケトン体が人類を救う】その1

もはや、糖質を制限していることがあたりまえになりました。

サカモトフタマ@ロカボニストです。

みなさんこんにちは。

糖質制限してる人という意味で勝手に「ロカボニスト」とか肩書を作っちゃいましたがなまあたたかく見守っていただけると幸いです。

さて、今回はそもそも僕が糖質制限を始めるきっかけとなった、産婦人科医の宗田哲男先生の著書

「ケトン体が人類を救う」をご紹介します。

どうして糖質制限するのか必要があるの?

ケトン体って危険だと医者はいうけど大丈夫?

様々な疑問に対して、全てエビデンス(証拠のこと)を明らかにして説明してくださっています。

他にも糖質制限について書かれているお医者さんはたくさんいらっしゃいますが、産婦人科医という立場から、妊娠糖尿病に苦しんでいる患者さんを救いながら、データを集め、その有効性を明らかにされています。

アンチ糖質制限の頭の硬い古い医者や既得権益を守りたい日本糖尿病学会との戦いも見ものです!

本当に糖質制限をしていいのか?

健康を害するのでは?

と、糖質制限に興味はあるけど踏み切れないあなたの不安を見事に消し去ってくれます。

僕のなかで、最近読んだ本の中では相当面白いものの一つで、糖質制限のバイブルとして大事に読み返しています。

今回はこの宗田哲男先生の著書「ケトン体が人類を救う」の要点について僕なりにまとめてみたので紹介させてください。

もし、ご興味を持っていただけたら幸いです。

ケトン体ってなに?

ケトン体とはアセトン、アセト酢酸などの総称で、脂肪酸を分解したときに肝臓でつくられ、血液中に放出され、エネルギーになります。

糖質をたくさん摂取している状態では、通常ケトン体はあまり作られません。

糖質を制限すると体の中で作られるようになります。

ケトン体は体に悪影響を及ぼすというのが誤った通説になっています。

現代栄養学の誤った6つの神話

現代の(日本の)栄養学というのは、科学がこんなに進歩しているのに全くもって遅れています。

それゆえ、なんの根拠もない昔からの誤った認識をなんの疑問も持たずにいまだに引きずっています。

カロリー神話

糖尿病や肥満を高カロリーのせいにしている

バランス神話

一日の栄養素の6割を炭水化物にするという根拠のない国の指針

コレステロール神話

食品からコレステロールを摂取してはいけないという誤った認識(厚生労働省は2015年に抑制目標値を撤廃した)

脂肪悪玉説

脂肪は肥満の原因で体に害があるという誤った認識

炭水化物善玉説

炭水化物や野菜類は文句なしで健康にいいという誤った認識

ケトン体危険説

体にとって有益なケトン体を有害と決めつける誤った認識。

宗田先生は胎児が妊娠初期からすでに高ケトン体状態であること、新生児もかなりの高ケトン体状態にあることから、赤ちゃんはケトン体により生きていることを証明されています。

ケトン体エンジンとブドウ糖エンジン

普段、普通に炭水化物、糖質を摂取している人はブドウ糖を代謝してエネルギーを作るブドウ糖エンジンで生活しています。

糖質を摂取し、体内にためたグリコーゲンを使ってエネルギーにしますが、1000kcalくらいしかないので、12時間ぐらいでなくなります。

普通に3食食事をしていれば問題ありませんが、突発的な要因で1日くらい食事をとらないこともありますよね。

人間にブドウ糖エンジンしかないのなら、ここでエネルギーがなくなり、心臓が止まって死んでしまいます。

しかし、実際には死にません。

それはケトン体エンジンが動きだし、エネルギーを作ってくれるからです。

ケトン体エンジンは体についている脂肪を燃料にしています。

通常の成人男性で20%程度の体脂肪率であれば、1日2000kcalを消費しても50日!程度生きられるエネルギーです。

最近山口県で2歳の子供がおじいちゃんとはぐれて迷子になりましたけど、三日後に無事発見されたことがありました。

このケースではブドウ糖エンジンはとっくに燃料切れで止まっていたので、ケトン体エンジンが動き、命を救ったものと宗田先生は推察されています。

しかしケトン体が危険だと騒いでいる頭の硬い一部の医師は、この事実をどう受け止めるのでしょうか。

この2歳の子供の命を救ったケトン体をまだ悪者扱いするのでしょうか?

サカモトフタマ
サカモトフタマ
話がそれてしまいました(笑)

心臓や内臓などはケトン体を代謝したエネルギーで動いています。

命に関わる大事な臓器ですから、よわっちいブドウ糖エンジンになど任せておけません。

ケトン体は普段から僕たちの体のなかに存在していて、大事な役割をになってくれています。

どっちがメインエンジン?

さて、そんなハイブリッドエンジンを搭載している我々人間ですが、永らくブドウ糖エンジンがメインエンジンでケトン体エンジンがサブエンジンであるというのが常識でした。

その常識は、「脳のエネルギーになるのはブドウ糖しかない」という間違った知識からきています。

ヤブ栄養士
ヤブ栄養士
朝食をしっかり食べなさい、さもないと脳がエネルギー不足になって頭が働きませんよ!

よくききますよね、このセリフ(笑)。

しかし、宗田先生もおっしゃっていますし、僕も一年以上糖質を制限して朝食を食べない生活をしていますが、普通に仕事をしていますし、頭が働かないということはありません(もともと頭が悪いのは変わりませんが)。

それは、脳がケトン体もエネルギーにできるからです。

というか、むしろケトン体の方が脳にはいいくらいです。

重症小児てんかんや認知症、アルツハイマーの治療にケトン体が注目されているのはそのせいです。

人類の歴史から考える

人類(ホモサピエンス)の歴史は約700万年もあります。

その内、穀類を育て食べ始めたのはほんの最近の数千年しかありません。

それ以前の約699万年は狩りで生き抜いてきた歴史ですから、糖質なんてほとんどない生活でケトン体エンジンで生きてきました。

さて、どっちがもともとメインエンジンでしょうか?

明らかにケトン体エンジンですよね(笑)。

 

記事が長くなってしまったのでつづきは次の記事にさせてください。

今回はここまでです。

こちらの本もおすすめです。

活字だけではなく、写真や図解付きで大変わかりやすく糖質制限のメリットについて学ぶことができて、糖質制限におすすめのレシピまでついています。